携帯電話会社と言えば、au, docomo, SoftBankなどの大手キャリアの他にも、UQモバイル、ワイモバイル、IIJmio、mineoなどの格安SIM会社が挙げられます。
そんな中、楽天モバイルと契約するメリットとは何なのでしょうか?
その答えは、「圧倒的な低コスト」・「通信速度が速い」・「キャンペーンが充実している」など、たくさんあります。
もちろん、楽天モバイルにはメリットだけでなくデメリットも存在するので、契約する前にきちんと把握しておきたいですよね。
そこで以降では、楽天回線エリアに焦点を絞ってメリット・デメリット詳しく解説していきます。
パートナー回線エリアのメリット・デメリットを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【前提知識】楽天モバイルはエリアによってサービス内容が異なる
楽天モバイルには、
- 楽天回線エリア
- パートナー回線エリア
と呼ばれるエリアが存在します。
これらのエリアによって、変わるもの・変わらないものがあるので、契約する前にしっかり把握しておきましょう。
ちなみに、自分の生活エリアがどちらに属するか知りたい方は、「サービスエリア」でご確認ください。
エリアによって変わらないもの
エリアによって変わらないものは、以下の2つです。
- 料金(プラン料金、電話料金、SMS料金、適用キャンペーン)
- 契約方法(店舗、Web)
料金と契約方法については、楽天回線エリア・パートナー回線エリアによって違いはありません。
それでは、エリアによって何が変わるのでしょうか?
エリアによって変わるもの
エリアによって変わるものは、以下の2つです。
- データ容量
- 楽天回線エリア:無制限
- パートナー回線エリア:5GB (超過後は1Mbpsで使い放題)
- 通信速度
- 楽天回線エリア:高速
- パートナー回線エリア:楽天回線エリアより遅い (格安SIMの平均値並)
楽天回線エリアは、データ容量無制限で通信速度が速いのですが、パートナー回線エリアはデータ容量5GBで通信速度は比較的遅いです。
こう見ると、楽天回線エリアの方が圧倒的にお得ですよね。
なにせ、両者に料金の差がないのですから。。。
とは言っても、パートナー回線エリアのサービスレベルでも、料金を考えると破格のサービスだと思うので、パートナー回線エリアの方にも楽天モバイル契約をおすすめします!
楽天回線エリアのメリット
それでは、本題の楽天回線エリアのメリットを解説します。
楽天回線エリアのメリットは以下のつです。
- 支払う料金が少ない
- プラン料金が安い
- キャンペーン還元額が高い
- 店舗申し込みも可能
- 通信速度が格安SIMよりも圧倒的に速い
- データ容量が無制限
- 自宅の固定回線が不要になる
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
【メリット①】支払う料金が少ない

一般的に、携帯電話会社と契約すると「プラン料金」だけでなく、以下の10種類もの料金を支払う必要があります。
- 契約事務手数料
- SIMカード発行手数料
- 端末料金
- プラン料金
- 通話/SMS料金
- ユニバーサルサービス料金
- デザリング料金
- 違約金
- MNP転出手数料
- SIMロック解除手数料
こう見ると、本当にたくさんの料金を支払う必要がありますよね。。。
ですが楽天モバイルの場合、
- プラン料金
- ユニバーサルサービス料
の2つの料金を支払うだけでよいのです。(端末を購入しない場合)

くん
ものすごくお得だよね。
このあたりの料金については、「契約~解約までのコストについて」で詳しく解説しているので、気になった方は読んでみてください。
【メリット②】プラン料金が安い
先ほど、楽天モバイルと契約すると、「プラン料金」と「ユニバーサルサービス料」のみを支払う必要があると解説しました。
このうち、「ユニバーサルサービス料」は会社ごとに違いはなく月々3円かかりますが、「プラン料金」は他社と比較すると大分安いです。
実際にグラフで比較してみると、楽天モバイルの安さがよくわかりますね。
■主要携帯電話会社のプラン料金(データ使用量別)

■楽天モバイルのプラン料金
- 0~1GB:0円
- 1~3GB:1,078円
- 3~20GB:2,178円
- 20~ (無制限):3,278円
上のグラフを見ると、楽天モバイルのプラン料金は全体的に安い部類であることが分かりますね。
特に「0~3GB」と「20GB~」の料金はトップクラスに安いです。
しかし、「3~20GB」の料金は一部の携帯電話会社に負けているので、データ使用量がこのくらいの方は、
他に安い携帯電話会社があるなら、そっちと契約した方がいいじゃん!
と思うでしょう。
しかし、楽天モバイルはプラン料金以外にも多くのメリットがあるので、一概にプラン料金だけで比較するべきではありません。
以下の記事で、プラン料金や通信速度、キャンペーン還元額など、全体的に比較しているので、興味を持った方は読んでみてください。
ちなみに、上記グラフで比較した会社のうち、「3~20GB」で楽天モバイルよりも安い会社は以下の5社です。
- mineo
- OCN モバイル ONE
- IIJmio
- BIGLOBEモバイル
- イオンモバイル
【メリット③】キャンペーン還元額が高い

2021年3月現在、以下の4つのキャンペーンを利用することで、最大67,336円も還元されます。
- Rakuten UN-LIMIT V プラン料金1年間無料キャンペーン
- Rakuten UN-LIMIT V お申込みキャンペーン(SIMのみ)
- エントリー後、楽天モバイルお申込みでもれなく2,000ポイントプレゼント
- ファミまつり!コラボキャンペーン
ただし、これらのキャンペーンのうち、予め「エントリー」をしなければ適用されないキャンペーンもあるので注意が必要です。
これらのキャンペーン詳細や受け取り方法については、「最新キャンペーンの総まとめ」で詳しく解説しているので、気になる方は読んでみてください。
【メリット④】店舗申し込みも可能

楽天モバイルは、Web申し込みだけでなく店舗申し込みも可能です。
なので、「自分で申し込むのが不安だな、、、」と感じる方は、ぜひ店舗にて申し込みを行ってください。
ただし、店舗申し込みによって一部キャンペーンが適用できなくなるなどのデメリットもあるので、その点には注意してください。
店舗申し込みの手順やメリット・デメリットについては、「店舗申し込みのメリット・デメリットについて」で詳しく解説しているので、気になった方は読んでみてください。
【メリット⑤】通信速度が格安SIMよりも圧倒的に速い
楽天モバイルは自社で基地局を保有しています。
そのため、大手キャリア(au, docomo, SoftBank)から回線を借りている格安SIM会社よりも、圧倒的に通信速度が速いです。
また、下のグラフの「格安SIM平均」を見ると分かるのですが、一般的に利用者が多い時間帯(12:00前後)は通信速度が遅くなる傾向にあります。
しかし、楽天モバイルには通信速度が遅くなる時間帯がないため、どの時間帯でも安心してインターネット通信ができます。
■「楽天モバイル」と「格安SIM平均」の時間別通信速度

楽天回線エリアの通信速度の詳細については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になった方は読んでみてください。
【メリット⑥】データ容量が無制限

格安SIMの中にも「データ容量無制限」を謳っているものもありますが、そのほとんどは低速(1Mbps)でのデータ容量が無制限となっています。
しかし楽天モバイルの場合、「通信速度が格安SIMよりも圧倒的に速い」で紹介した通信速度(30Mbps~40Mbps)で、そのままデータ容量無制限となります。
なので、データ通信料が多い人にはうってつけのプランですよ!
【メリット⑦】自宅の固定回線が不要になる
これは、先ほどの「データ容量が無制限」とかぶる内容になるのですが、楽天モバイルはデータ容量無制限でWi-Fiデザリングが可能であるため、自宅の固定回線の代わりにもなります。
ただし、1日に10GB以上利用すると通信制限(3Mbps程度)がかかるので、ご注意ください。
その他の注意点やデザリング時の通信速度については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になった方は読んでみてください。
楽天回線エリアのデメリット
次に、楽天回線エリアのデメリットを解説します。
楽天回線エリアのデメリットは以下の2つです。
- iPhoneだと様々な制約がかかる
- 楽天回線エリア内でも、一部の場所は圏外になる
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
【デメリット①】iPhoneだと様々な制約がかかる
iPhoneで楽天モバイルを利用する場合、以下の3つの制約があります。
- iPhoneXより旧い機種は利用できない
- iPhoneXより新しい機種は一部機能が利用できない・動作保証対象外
- 楽天モバイルはiPhoneを販売していない
この中で特に注意すべき点は、1つ目の「iPhoneXより旧い機種は利用できない」ことです。
ここで言う「利用できない」とは、データ通信ができないという意味なので、iPhoneXより旧い機種に楽天モバイルのSIMカードを差し込んでも、一切インターネット通信はできません。
ですが、iPhoneX以降の機種であれば「4G通信」や「通話」機能は利用できるので、そんなに困ることはありませんよ。
上記3つの制約については、「iPhoneの注意点」で詳しく解説しているので、気になった方は読んでみてください。
【デメリット②】楽天回線エリア内でも、一部の場所は圏外になる
実は、楽天回線エリア内でも一部の場所は圏外になります。
私の経験談なのでものすごく局所的な話になるのですが、以下の地域では圏外になるので注意してください。
■ 品川駅
■ 川崎駅
■ 建物内や地下(特に地下鉄)
※ずっと圏外になるわけではなく、ごくたまに圏外になります。
※最近は圏外にならなくなってきた印象です。
なぜ圏外になるの?

その理由は、ズバリ「楽天モバイルはプラチナバンドが割り当てられていない」からです。
プラチナバンドとは700MHz~900MHz帯の周波数のことであり、この周波数帯は
電波が屋内にも浸透しやすく隅々まで届きやすい
という特徴があります。
つまり、プラチナバンドが割り当てられていない楽天モバイルは、屋内や地下鉄などの閉鎖された空間では電波が浸透しづらいため、圏外になりやすいのです。
圏外になった時の対応策は?
楽天回線エリアの圏外問題に対して、「注意してください。」だけで終わるのも申し訳ないので、私が圏外になった時に行っている対応策を紹介します。
※以下の対応策を行うことで圏外が解消された経験があるだけで、何か根拠があるわけではないです。。。
- その場から少し移動する
- 「機内モード」をONにした後に、再びOFFにする
特におすすめな対応策が「機内モードのON/OFF切り替え」で、これによってデータ通信が回復したことが多々あります。
簡単にできるので、ぜひ試してみてください!
楽天回線エリアの人は楽天モバイルを申し込むべき?
結論から言うと、楽天回線エリアの人は楽天モバイルを申し込むべきです。
というのも、ここまで解説してきたように楽天回線エリアのサービスレベルが高すぎるからです。
- 料金は格安SIMの中でも安い部類
- 通信速度は格安SIMよりも大幅に速い
- データ容量が無制限・デザリングも無制限だから固定回線が不要になる
ここまで大きなメリットが揃っている携帯電話会社は、他にありません!
確かに楽天モバイルにも、iPhoneの機能制限や楽天回線エリアの圏外問題などのデメリットがありますが、正直上記のメリットに比べたらこれらのデメリットは小さいです。
なぜなら、iPhoneX以降の機種であれば大して困る機能制限はありませんし、そんなに頻繁に圏外になることはないからです。
ぜひ楽天モバイルを契約して、通信費をカットしながら快適な通信をしましょう!
楽天モバイルに乗り換える方法は?
楽天モバイルに乗り換えるためには、以下の5つの手順を踏む必要があります。
- スマホの動作確認
- SIMロック解除
- MNP予約番号を入手(※任意)
- 楽天モバイルに申込む
- APN設定
これら手順の詳細については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は読でみてください。
まとめ
楽天回線エリアのメリット・デメリットをまとめると、以下の通りです。
- 支払う料金が少ない
- プラン料金が安い
- キャンペーン還元額が群を抜いて高い
- 店舗申し込みも可能
- 通信速度が大手3キャリア並に速い
- データ容量が無制限
- 自宅の固定回線が不要になる
- iPhoneだと様々な制約がかかる
- 楽天回線エリア内でも、一部の場所は圏外になる
私自身、現在は楽天回線エリアで利用しており、料金・通信速度・その他サービス内容に非常に満足しています。
特に料金の安さは衝撃的でしたね。(利用して半年以上経過していますが、まだ1円も支払っていません。)
また、楽天回線エリアの圏外問題については、最近は「圏外になることが減ってきたな」という印象があります。(完全に印象ですが、、、)
多くの人が満足できるサービルレベルだと思うので、ぜひ楽天モバイルを利用してみてください!
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